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 ニャンと気ままに…♪   

🌸日常生活の雑感と他愛のない詩など小作品を紹介します       comment もお寄せ下さいね。      

74. 「鹿威し」

 「鹿威し (シシおどし)」

 幼い頃のふるさとに
 どかどか雪がつもりました
 雪は 色を消しました
 雪は 匂いを消しました 
 雪は 音を消しました
 孟宗竹で作られた鹿威しが
 時おりコーンと響くのも
 雪の日はおやすみです

 コーン … コーン
 コーン … コーン

 寒い夜です
 わたしは布団にもぐります
 それからゆっくり数えます
 切り落とされた竹筒に
 水がたっぷり注がれて
 それからゆっくり傾いて
 コーン … と
 聞こえる筈のない雪の夜
 それでもイチからもう一度
 ゆっくりゆっくり数えます

 山のくぼみでイノシシも
 やっぱり数えているだろうか
 コーン コーンが聞こえない
 不思議な夜を 添い寝して
 夢にドングリ・栗の実が
 ひとコロ ふたコロ さんコロリン
 そろそろコーンと鳴るような
 そんな気がして 目を上げて
 耳を澄ましているような…

シシオドシ…ご存知ですか?
日本庭園に造られるものは上品なものですが
山でイノシシやシカを追い払うシシオドシは
太い孟宗竹で作られていて、コーンという音も
山々に響くような大きな響きがあります。
でも雪が深く積もった夜などは聞こえてこないのです。


冬は山の水も枯れてしまうのでしょう。
冬は被害にあうような作物も少なく、動物たちも冬眠しているのかもしれませんね。
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