
「鬼灯」 (ホオズキ)
鬼灯の妖しく紅い袋の
その中に入ってみよう
固く閉じた袋の口を押しあけ
わたしは体をすべり込ませる
そうして誰も入れないように
しっかりと口を閉じる
朱色をおびた丸い実のなかでは
小さな種が数知れずうごめいて
はち切れんばかりに熟しているのだろう
わたしは冷たい種を抱いて
深いざわめきを感じていよう
それが永遠なのか 一瞬なのか…
冬になると
ふくよかな鬼灯の袋は
透け透けの網目状になり
しぼんだ赤い実がカラカラと
冷たい風に揺れていた
白髪まじりの長い髪を束ねた
私らしい影もチラリ見えたりして
ホオズキって、な~んだか郷愁をかんじますよね。この詩はずいぶん昔に書いたものを引っ張り出してきたものです。カビがはえているかもよ(^^♪ 下から2行目は、今回書き足しました。
鬼灯の妖しく紅い袋の
その中に入ってみよう
固く閉じた袋の口を押しあけ
わたしは体をすべり込ませる
そうして誰も入れないように
しっかりと口を閉じる
朱色をおびた丸い実のなかでは
小さな種が数知れずうごめいて
はち切れんばかりに熟しているのだろう
わたしは冷たい種を抱いて
深いざわめきを感じていよう
それが永遠なのか 一瞬なのか…
冬になると
ふくよかな鬼灯の袋は
透け透けの網目状になり
しぼんだ赤い実がカラカラと
冷たい風に揺れていた
白髪まじりの長い髪を束ねた
私らしい影もチラリ見えたりして
ホオズキって、な~んだか郷愁をかんじますよね。この詩はずいぶん昔に書いたものを引っ張り出してきたものです。カビがはえているかもよ(^^♪ 下から2行目は、今回書き足しました。
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