ニャンと気ままに…♪   

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詩「解体」

家の解体工事が始まった
築47年…
柱にも扉にも擦り込まれた手あか
キッチンにも居間にも残る匂い
笑い声 泣き声 おしゃべりの記憶
全てをリセットされる痛みだろうか
悲鳴のような音をたてて崩れおちた

一週間がたって
すっかり裸になっってしまったよ
あっけないほどの狭い敷地でさ
数か月後には
小洒落た白い家などが建つんだろうね
若い夫婦と 金切り声をあげる子供もいたりして
生活の汚れ 汗の匂い
家族分の思い出をかさぶたのように塗り重ねて
そうやって家は膨らんでいくのだろうね


※住みなれた家を取り壊されるときの胸の痛み…
  売り渡した主は、とうとう解体の様子を見に来ることはなかった。

家を解体した後の敷地ってどうしてあんなに小さく感じるのでしょう。
年寄りも住まなくなった築数十年の瀟洒な古い家が空き家となって
あちこちに見られるようになりました。
新築したときには「息子・孫子の代まで残る様に…」と意気込んでいただろうに
世代が変われば生活様式も変わり、親の家はさびしく空き家と化していきます。
こんな古い家を買って住もうと言う人はいないのかな~と思いきや、解体されて
近代的な耐震構造をうたった小さな家ができると、あっという間に買い手が現れ
若い夫婦が住んだりします。家も使い捨ての時代なんですね。




 
 


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