ニャンと気ままに…♪   

🌸日常生活の雑感と他愛のない詩など小作品を紹介します       comment もお寄せ下さいね。      

歌詩「金柑の下で」  

その一粒を私にください
凍える朝に降るような
光のしずく閉じ込めて
たわわに実った金柑の
丸く冷たい一粒を

そのひと枝を私に下さい
葉っぱの陰に寄りそって
遠い汽笛をきいている
夜道にゆれる金柑の
ランプのような一枝を

その一粒をカリリと噛んで
その一枝を窓辺に飾り
春の芽吹きにときめいた
あの日のように輝いて
あの日のように輝いて

IMG_2019.jpg
※ 2015.10 月、 第20回 日本歌曲コンクール詩部門で優秀賞をいただきました。
  この詩に吉田節子さんが素敵な曲を付けて下さって作曲部門で奨励賞受賞。 
  また平木悟さんも作曲 して下さいました。
  声楽部門本選会(2015.10.10 トッパンホール)では加藤裕子さん
  が美しい声で歌ってくださいました。
  吉田さんは前回の「夏の庭」の作曲者でもあります。    

 金柑の一粒一粒はキラリとまぶしく瑞々しい若さと美しさの象徴です。
 たわわに実って夜道を照らすようなその一粒一粒は、たくさんの思い出、
 出会った人たち、色々な経験、いわゆる自分の人生の全てを表しています。
 いま年をとって・・・あの頃の若さと高鳴る胸のときめきよ再び・・・
 といった意味も含めてみました。
 
 家の庭には金柑の木があって、毎年たわわに実をつけます。
 それを皮ごとカリリとかんで食べるのが一番好きです。
 

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